
主人公は、星間文明を率いる偉大なる艦長である。
文明が栄華を極めるにつれ、彼は次第に悟っていく――
広大無辺の星海の背後には、触れることすら許されぬ真理と、
深淵に等しい闇が潜んでいるのだと。
宇宙の帳の向こう側には、「名状しがたきもの」が静かに座し、
人類を冷ややかに、そして永劫にわたり見つめている。
運命は彼に、この不可測なる凝視へと立ち向かう宿命を課した。
主宰級戦艦アレス号と共に、混沌の星海へと旅立つその足取りは、
やがて諸宇宙に刻まれる壮大なる啓示録の始まりとなる。
ARES-01 / FLAGSHIP CLASS
厚い雲海に覆われた神秘の惑星。内部にはまだ観測されていない巨大気象構造が存在するといわれている。